オフィス近藤卓

    文章の価値を評価する7つの要素

    文章や文字を数値に変換する手法は色々ですが、その数値化した文字は本当にその価値を表現しているのか?意図を表現できているか? ちょっとフラットな気持ちで、メッセージの価値を書きたいと思います。

    文字の量で価値は測れない

    • ① 28394715
    • ② 20190214

    この二つの数字の羅列は同じ文字の量ですが、20190214の方が価値が高いです。

    文字パターンに必要な文字量

    • ① エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗
    • ② エネルギー = 質量 × 光速度の2乗
    • ③ E=mc^2

    $E=mc^2$が少ない量で同じ意味を伝えられる。質が高い。

    パターンを読んだ時の疑問量

    • エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗

    この式の「エネルギー」とは何だろう?
    この式の「質量」とは何だろう?
    この式の「光速度」とは何だろう?
    この式の「エネルギー」とは何だろう?
    と読み返す量。読み解く為に別な情報が必要な量が少ない方が価値が高い。

    パターンを読んだ後の行動に繋がる確率

    • エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗

    一般的に、この式を読んで日々の生活に生かそうと思う人はいないと思います。

    理解してもらえるメッセージとは?

    AとBの二人のやり取りでは、共通の知識としての文字パターンが多い方が価値が高い。

    面積Aと面積Bが重なる箇所の面積の画像

    知識が共通の場合はメッセージを理解してもらえますが、「理解してもらえる」と「同意できる」は別です。そして、理解してもらえる価値と、同意できる価値は違います。

    例えば「合理性」という言葉は、条件により意味が異なります。自民党と共産党では「合理性」の主張は異なる。「合理性」という意味は理解できるけれども、信念や目的が異なるので「合理性」の意味も異なる。

    絞り込み量

    • ① ピーマン以外の野菜は好きです。
    • ② 野菜の中でピーマンは嫌いです。

    この二つは、厳密に言えば意味が異なりますが似ている文です。どちらの方が相手に伝わるか?

    上記のケースでは②の否定形の方がピーマン嫌いなことを強調できています。絞り込み量とは、読み手が解釈可能な範囲を捨てた数とも言えます。

    論理回数

    AND, OR, NOT などの組み合わせ回数。回数が増えるごとに読むのが疲れる。価値が下がる。

    論理回数と書くと大袈裟だけれども、単に脳の切り替えが発生する回数と考えた方がいい。

    • 脳の切り替えが発生する回数 / 文章全体

    例えば、否定形が多い場合、接続語が多い場合、句読点が多い場合に脳の切り替えが発生しそうです。この辺りは脳科学でしょうか?誰か調べた人はいるかな?

    もっと具体的に書くと、今書いているこの投稿の「パターンを読んだ時の疑問量」で僕は以下の文章を書いている。

    • 読み解く為に別な情報が必要な量が少ない方が価値が高い。

    これは切り替えが多いダメな文章。そうではなく、

    • 解釈に必要な捕捉情報が少ない文章は価値が高い。

    論理的深度

    参考にしたのは論理的深度です。

    論理的深度とは、厳密にはコンピュータサイエンスでアルゴリズムの価値や質のような物を定量化できる手法の一つですが色々な分野でも応用できると思います。昔のIBMの人(量子力学とかでも有名)が提案した手法です。

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