オフィス近藤卓

    情報の共有で行動が収束する

    人が考える合理性や最適化の手法には、あまり差異がない。 同じ時代。同じ人。人類。だから極端な差異はない。IQは離れていてもせいぜい100ぐらい。

    そして、そのIQが違いを産むのは、変動する幅が大きい環境でのみ。IQが200だろうと市場で100という最大値がある場合は、そのIQ200は市場では役に立たない。 つまり、純粋に人に期待するのであれば、社会構造、組織構造の変化を前提としなければならない。

    ここまでが前提。言いたいことを纏めると

    • 人の生産性の差異はあまりない
    • 人の生産性は環境に依存する

    書いてみると、かなりネガティブなことを書いているようだけれども、分かりやすいと思う。 100リットルの容器に200リットルは入らない。 納得できるかとは別で。理解はしてくれると思う。要は「天井がある」ということ。

    ここまでの前提をベースに

    人の考える合理性や最適化はあまり違いがない。ある一定の条件まで学んだり経験すれば、ほとんどの人が同じ意見や手法をとる。ある分類に属した意見になる。そして、その意見の実現手法も似たものになる。

    例えば、人の運動で例えれば「移動」のようなもの。バスや電車のようなもので、ある目的地が定まったら、最適な経路は似たものになる。 人の運動の経路は最小限の動きに収束する。つまり、目的地が同じであれば同じ動きになる

    *もちろん、ミクロに見れば全てが同じではない。ただ、そういう傾向になるという話。
    *本当に凄い人は斜め上からくる。例えば速い車ではなくUFOを作る。クーン的に言えばパラダイムの変化。要は本気(マジ)な天才な人(もしくは法人)は除く。

    組織で不和が起きるのは、「目的地」が異なる場合のみ

    目的地が異なると当然手法が変わってくる。日本から米国まで行くという目的に対して、車という手段は現実的ではない。

    車を使おうと意見を上げる人は、目的地を米国に設定していないかバカ。基本的には、採用でバカは採用されない。ここでいうバカは「自分達と同じレベルではない」という認識論的な差異であって、「絶対的なバカ」ではなく「相対的なバカ」。この場合、本来は天才なのに周りがバカと認識しているケースもある。 要は会社は似た者同士が集まる。 似ていない人がいる場合でも強烈な目的があれば、大体はそこに集まる。 万有引力の法則みたいなもの。強烈な質量があれば、そこに集まる。 次は念のため、、、一応書きますが、ビジョンと目的は異なります。

    ビジョンは意思決定のマニュアル

    「ビジョン?そんなもん決めて稼げるなら困らんわ!」という起業したての社長さん、もしくは中小企業経営者、フリーランス、スター選手的なデキる従業員の気持ち凄くわかります。 実際にそれだけでは稼げません。

    ただし、人が増えてきて意思決定を他人に委ねていく段階で、ビジョンがないと経営と現場(プロジェクト)で意思決定のズレが発生してきます。 現場の意思決定、ミスを「何でこんな無駄な作業とかしてんの?」と言ってはいけません。なぜなら、前提条件の情報が経営と現場で異なるからです。前提条件が異なるのに丸投げはしてはいけません。現場ができないのは、前提条件のせいです。そして、その前提条件が目的とビジョンです。

    例えば、「SNSを活用してバズらせよう!販促活動!」という分かりやすいプロジェクトは目的は定まっている。分かりやすい。手段はある程度同じです。ただし、どのようにバズらせるかはビジョンによります。 酷い炎上でもバズれば良いという従業員もいるかもしれません。従業員に限らず、自分以外は他人ですからね。何を考えているかは分かりません。 シンプルな話。ビジョンは意思決定のマニュアルと同じ。

    行動の科学

    ちなみに、こういう行動の同期に関しては、蔵本モデル(Wikipedia)が有名です。 蔵本モデルで言うと、Kが強烈な場合に同期しますが、Kは目的かビジョンと言えるかも? もちろん、これは周期のある運動であることが前提条件ですし、何にでも当てはまるとは限らない(はず?)

    基本的な数理モデルはリミットサイクル(Wikipedia)を参考にすればわかりやすいかもしれません。

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